Ryo Daimonji Blog
此海に草鞋すてん笠しぐれ 芭蕉
旅人芭蕉である。何処であろうと履物を捨ててはいかんだろう。ただ、誰でもそういった大事なものをかなぐり捨てたくなることもある。ましてやそうあることが許されそうに美しい海や、この上なく嬉しい飲み屋で飲みすぎたあたりで、宵越しの金なんぞいらねえや、とばかり飲んじまうなど。(少し違ったかも)ようは自暴自棄、やけくそになっているのである。
芭蕉にそんな時があったのか。興味深いが、そんな人間味ある芭蕉の一面とすればそれはそれで私なんぞは嬉しくほっとする。
しばらくここの宿に逗留することに決めた、ということのようだ。わらじを捨てるということはさほど大きなことではない。この頃の履き物として長旅に出る時には日に2、3足用意していたと思われます。
ryoueda2022
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