Ryo Daimonji Blog

耳とほき浮世の事や冬籠  虚子
 

 歳をとって耳の遠くなった自分にとって世俗の損得や人のことなんぞはどうでもいいことだ。この調子で冬籠と決め込もう。耳が遠くなると言う高齢の特徴を活かして冬籠と決め込む余裕のことを俳句にされた。季語がややつきすぎを否めないが、そう言う孤高悪くない。