2022年09月

2005年(平成17年) 秋 大文字良 第一句集『乾杯』より

古代魚のゆらり廻りぬ天の川
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『名句の所以』(著:小澤實p192 毎日新聞出版)より

Ryo Daimonji Blog 『名句の所以』(著:小澤實p192 毎日新聞出版)より 
 

台風をみんなで待っている感じ  中田美子
 

 3日ほど前から南の海で台風第何号が生まれた。徐々に九百何十hpかに大形化したようだ。TVは時のニュースごとに警戒を呼びかけている。その度に楽観視しようと情報を探り、知り合いと同じ感想を言い合っていた僕達も徐々に恐怖心が高まる。

 私は近畿に属するので九州北部あたりでいつものように台風が反日化するのが困るのである。知人との話も気候の挨拶を越え、もはやみんなで楽しみに待ってるような調子になってしまうのである。


 


2004年(平成16年) 秋 大文字良 第一句集『乾杯』より

城なべて石の力や冬紅葉
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㊸ 『芭蕉の風景』(著:小澤實)を読む 

Ryo Daimonji Blog  芭蕉の風景』を読む

『芭蕉の風景』()小澤實p268『ひととき』ウエッジ2016/9『新芭蕉俳句大成』明治書院p2

青くても有べきものを唐辛子  芭蕉

 いきなり難しい。句意から考えてみよう、考えると言っても出鱈目に推測するだけですが。

種類にもよるが唐辛子の青いのは辛くって食べられたものではない。でも仕方が無い、この季節にとれたあるものを頂こう。と味は二の次にして新鮮な唐辛子の季節感をよし、とする句意と解した。

 果たして、「唐辛子は青くても趣があるものだから、そのままでもいいのに、こんなにも赤く色づいてしまった」と、唐辛子の趣きはかすったようだが、赤くなる種の色のことでしたか。
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2004年(平成16年) 秋 大文字良 第一句集『乾杯』より  

秋の昼城主不在や階上る
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ギャラリー
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