Ryo Daimonji Blog
 

這い入りたる虻にふくるる花擬宝珠  虚子


 やや小ぶりの白みの擬宝珠の花に虻が花粉を求めて這い入っている、もぞもぞと進むにつれて擬宝珠の花が膨れるのである。どちらかと言うと清楚な擬宝珠の花と虻の取り合わせが素朴で静かな絵に見える。