Ryo Daimonji Blog
 

あやめ生り軒の鰯のされかうべ  芭蕉
 

 節分の鰯の頭が残ったまま、菖蒲の端午を迎えた。謡曲「通小町」などを踏む、とある「芭蕉全句 小学館」忘れさられた鰯、鰯のあたまも信心からとは、今に伝わる民間信仰だが、改めて下五できっぱり止められると新たな風情が立ち込める。