Ryo Daimonji Blog
 

蒼海の浪酒臭しけふの月  芭蕉
 

 蒼青と広がる海、そして波。大自然を前にして尚、酒臭いという。自分が纏っている世俗臭を月のせいにする。確かに月はいつの日も俗世を照らし酒臭いと言えばそうだが、僕はその香りをめでたいと思う。