Ryo Daimonji Blog

宮守よわが名をちらせ木葉川  芭蕉 

 宮守さま、拝殿に落書きされたわが名を、社前の川に木の葉のように掃き散らしてください、と俳句仕立てで懇願してみせた。木因の戯言に即興的に合いの手を入れた句、ほどの解釈が多数のようです。何事かと考えてしまいました。貞享元(1684)年秋、木因と大垣から名古屋に向かう途中、桑名の多度大社を訪ねた折の作。