Ryo Daimonji Blog

巫女舞をすかせ給ひて神の春  虚子

 巫女さんが神殿で舞を奉納する時にその衣が美しく透けている、そのことを詠んでいるものと解した。次に神の春と随分大仰な季語の仕立てである。新年のお祭りを言祝いでのことと受け止める。