Ryo Daimonji Blog

打ち終り柱時計の去年今年  齋藤三規

 この季語を私は去り行く年と来る今年の流れを詠嘆を込めて言っているものと解し、気に入ってもいた。ところが午前0時を境に去年と今年が変わる境目を、行く年の時間の流れの早さを感慨を込めて思う季語であるそうな。

 それを知ってからいささかこの季語を使いにくくなったのだが、自分は自分の解釈でもいいのではなかろうか。