Ryo Daimonji Blog

船足も休む時あり浜の桃  芭蕉

 歳時記に梅の花が終わってまだ桜には早い頃の花。とあるが、私は近くで桃の花をしっかりと見るということがない。梅が咲いたと思うとすぐに桜が満開となる。そして早くも葉桜である。

 貞享ニ(1685)年作。東海道の宿駅鳴海宿付近の海浜、鳴海潟を見はるかしていると、浜辺の桃の花が咲き、遠く沖合の方をゆく船は動きを止めているかのように見えるよ、の意味(明治書院新芭蕉俳句大成)