Ryo Daimonji Blog

蝸牛葉裏に雨の三日ほど   虚子

 三日ほど雨の続く日である、葉裏に蝸牛が居ると蝸牛に雨がちな初夏を代弁させている。その上この蝸牛もまだ小さいのであろう、葉裏にいると遠慮気味に出すあたり、虚子先生のさすがと言える渋さである。反面今日的には少しかっこよすぎとも言える。