Ryo Daimonji Blog

髪はえて容顔蒼し五月雨  芭蕉 

 貞享四年(1867)『続虚栗』。五月雨つづきのこのごろ、髪もはえ、顔も青白く精彩を欠いている。貞享四年と言えば芭蕉、数え44歳とある。身を構わぬこともあろうがこのような自分を俳句にすることも珍しく興味深いことである。