Ryo Daimonji Blog

風変るものみな秋の声放つ  文挟夫佐恵

 秋になったからと言って風が変るという自覚がない。それと秋の声にもなかった。季節に伴うことごとはあるにはあるが、この句のように押し並べて捉えるとなんのことかと思ってしまう。反面全てに当てはまるようにも思え、この句の意義が問われる所以のところであろう。