Ryo Daimonji Blog

うかうかと風邪ひく秋の夕かな  虚子

 今年は10月の後半から発熱することがあった。最初はコロナかな、とか思い大事をとったりしたが1週間足らずで治ったのでさほど心配もせずにきた。ところがまた、38度と体温計が出るのでうつらうつら居眠り療養をしている。そこで、《風邪熱の夢にくる人酔芙蓉》とやったのだが、虚子先生の『うかうか』と笑い飛ばす作風に恐れ入るのである。