2025俳句甲子園 (書肆アルス)

第3会場 

丸刈りがみんな寝てゐる青田風  (星野高等学校B)

○青田風蔵に褪せたる出征旗  (鶯谷高等学校)

(○印は3句戦の結果でこの2句の優劣ではない。)

  兼題の「青田風」はまだ穂が出ない状態の田んぼを言うと歳時記にあった。その田んぼや一面に吹く風を青田風とするのであった。その青田風に星野校は睡眠中の丸刈り頭を、鶯谷校は蔵とそこにある出征旗をとりあわせた。青田風の吹き方に、あるいは背景に人間やその存在感を感じたものであろうと思う。

  私は、星野校の丸刈りに噴き出しながら友を見る暖かさを感じた。