2025俳句甲子園 (書肆アルス)

第3会場

天牛や覆面脱ぎて父の貌  (鶯谷高等学校)

○悪役や天牛虫の面がまえ  (北海道旭川西高等学校)

(○印は3句戦の結果でこの2句の優劣ではない。)

  この二句はどちらも「顔」をテーマに絞ることになった。鶯谷校は、プロレスラーであろうか、何某かの覆面男の覆面をとった顔が父の顔であった、とその意外性を天牛の顔と取り合わせてみ見せる。一方北海道旭川西校は悪役のかおと天牛虫の顔を面がまえという言葉で共通する悪顔を見せる。

  いずれも天牛から見せる顔が、俳諧から遠い。はやりの言い方で面白すぎとでも言おうか。